2006年12月 理事会通信
(重要)第18回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会に関する決定事項(その1)
(公開可能議題1) 選手宣誓者・趙哲来
<提出者 河明生>
上記全日本大会の選手宣誓者として、趙 哲来(横浜鶴見支部)を推薦したい。
横浜市立大学体育会テコンドー部創部者であり、
JTA正指導員でもあり、
大学卒業後も文武両道を実践し、
第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会で準優勝した点を評価。
<結果> 満場一致で承認
(公開可能議題2) 第18回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会選手権大会 各種推薦の見直し
<提出者 河明生>
第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会
予選会における非優勝者の中から、
本戦および補欠選手として理事会の推薦を受けていながら、
棄権した選手が数人でてしまった。
予選会での負傷にもとづく肩の手術により棄権した染谷選手(横浜戸塚支部)を除けば、
正当な理由とは言い難い。
全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会に出場したくとも
出場できない選手がいる以上、何らかの秩序を明確にしなければならない。
そこで今後、推薦を受けたにもかかわらず正当な理由無く辞退した場合、
当該選手については、
全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会への各種推薦をしないことにしたい。
<結果> 満場一致で承認
(公開可能議題3) 選抜出場選手に対する「武道家としての資質」も選別基準
<提出者 武田敬之>
本年度、第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会予選会出場選手の中、
大会審判や実行委員に対する礼儀礼節に欠け、
一般的な言葉遣いもできない不遜な態度をとる者がおり、
大会審判や実行委員から苦情がでている。
JTAの目的の一つは、礼儀礼節を尊ぶ武道家の育成であり、
ただ「強いだけの格闘者」を育成しようとしているわけではない。
大会審判や実行委員はボランティアであり、
問題になっている者(茶帯1名)の先輩でもある。
この者は、一般的な礼儀ができないので、
大会審判や実行委員をしている温厚な支部長達の不評を買っている。
こういう人間が、将来、黒帯をしめて
全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会に出場することは、
JTAが礼儀礼節を尊ぶ武道団体である以上、問題があるのではないか。
武道団体の全日本大会出場選手は、
プロではないのだから、強さだけを競うだけではなく、
選ばれた選手が、「JTAテコンドー家としてふさわしい人格者」で
あるか否かも選抜基準にすべきだと思う。
<意見 河 明生>
そういう者が茶帯にいるということは残念だ。
日本の武道団体で唯一、JTAが、昇級審査課題で小論文を課しているのは、
昇段までの過程で「社会性の高いテコンドー家」を育成しようとしているためであり、
君が言うとおり、ただ「強いだけの格闘者」を育成しようとしているわけではない。
小論文課題で「礼儀礼節のテーマ」をクリアしているはずなのに、残念だ。
しかし、こういう者をそのまま放置しておくと、組織論上、好ましくない。
日本のITFの分裂も、根本的には、
先輩をないがしろにする私利私欲の者が重用されたことに起因している。
極真空手の分裂騒動も、ほぼ事情は似ている。
芽が小さい中につむほうが、良いだろう。
ただ、問題になっている当事者も、若いので、
最後の機会を与えるということでどうだろうか。
注意しても改心の見込みがなければ除名も含めて検討したい。
この件は、次のようにしたい。
@ 予選会で優勝したとしても、礼儀礼節に欠ける者は、全日本大会には出場させない。
A 上記の基準は、予選会当日の受付から試合以外の態度等を基準とする。
「一般的な大人の作法」をすればよいのであり、難しいことを要求しているわけではない。
B ただし、「好き嫌い」の恣意的になっては公正さに欠けるので、
予選会終了後、慎重に大会役員、審判、実行委員(正指導員以上)審議の上、
決定するものとする。第9回関東大会より実施する。
そのため、従来の表彰式での「全日本大会出場決定宣言」は、ひかえる。
要項での明示如何にかかわらず、第9回関東大会より実施する。
C 上記の責任者として、武田敬之をJTA統括部長に任命したい。
趣旨は、小さい問題が大きい問題に発展する前に適切な処理をすることだ。
記のような問題が生じた場合、すべてのJTA会員は、統括部長に相談すること。
<結果> 満場一致で承認