第19回全日本フルコンタクト・テコンドー選手権大会の見所
    
蹴武の型試合の見所

             初代蹴武の型・全日本王者の栄冠は誰に!? 

JTAは最強を希求する向上心に満ちた団体ではあるが、強さのみを希求する格闘技団体ではない。
テコンドーを通じた社会武道教育を推進するアマチュア武道団体である。
武道団体と言えるためには独自の型が不可欠である。
そこで河明生宗師範が、昨年、蹴り技を主体とするJTA独自の型=蹴武の型有級者篇を創始された。

蹴武の型の普及が促進され、試合を通じた切磋琢磨が促進されると同時に、
ハイレベルの競技者が育ち、本大会より正式種目となった。

おそらく格闘技の殿堂・後楽園ホールのリング上で開催される初の型試合となろう。
同時に、「初代蹴武の型・全日本王者」を決定する記念すべき大会となる。

優勝候補は予選会2大会優勝(第10回関東大会Ⅰ部蹴武の型優勝、第6回関西大会Ⅰ部蹴武の型優勝)の
植田博和(東京江東支部)であり、「初代蹴武の型王者」の栄冠に最も近い。

次いで予選会優勝(第1回中国四国大会Ⅰ部蹴武の型優勝)の野村修一(岡山備前支部)が有力である。

両者は予選会で二度直接対決をしており、その成績は1勝1敗の五分。
本大会が三度目の直接対決となり、雌雄を決することになる。

なお、蹴武の型試合は、あらゆる武道の全日本大会の中で、
JTAのみが実施する唯一の性差を超えた記念すべき男女混合試合となる。
男性選手に挑戦する紅一点・女性部の寺澤紗裕里(横浜市大体育会支部)にも声援を送って頂きたい。