2001年12月16日、神奈川大学横浜校武道場にて2001年の日本テコンドー協会の
稽古納めとして「千本チルギ」が行われた。
この行事は年末恒例の行事で会員も楽しみとしているものである。
緊張感のある武道場の中、河明生宗師範の号令から気合を入れ始まった。
「千本チルギ」は突きのリズムが乱れたり、号令を間違えたりすると最初から
やり直すという厳しい稽古だが、今年は黒帯指導員の号令と会員全員の息が合い、
一度も乱れることなく順調に進んだ。
最後の200本は、武田敬之先生、河宗師範の号令のもと一本一本気合を入れた。
疲れの見える会員も最後の力を振り絞って突き、無事「千本チルギ」を成し遂げた。
会員も指導員も達成感からか、真剣な顔がほぐれ、自然と笑みがこぼれた。
「千本チルギをしないと、年が越せないな。」
と言ったのは有段者の先輩である。
本当にそう思う。あの充実感は日常では味わえない。
この充実感、テコンドーをやってて良かった、と思えるだけで
「今年は良い年だった。」と胸を張って言えるのではないでしょうか。
今年参加できなかった会員の方も、来年は是非挑戦し、
この充実感を味わってほしいものです。
日本テコンドー協会 渋谷支部責任者 妹尾将吾
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